解説記事  |  2018/7/28 更新

引越し時の印鑑登録手続きを解説:実印、銀行印、認印の違い等

引越しの際、引越す前の市区町村で印鑑登録手続きなどをしている方も多いかと思います。
引越しをする場合に、実際にどのような印鑑登録の変更手続きが必要かを解説します。

引越し時の印鑑登録手続きを解説:実印、銀行印、認印の違い等

実印・銀行印・認印の違い

印鑑には、実印・銀行印・認印と3つの種類があります。

「実印」とは、お住まいの市区町村で印影を登録した印鑑のことです。不動産を購入する際や遺産相続をするときなどは、契約書に実印を押印し、その実印が本物であることを証明書する「印鑑証明書」の添付が必要になります。このような重要な契約の押印に使うのが、自治体で登録をする「実印」になります。

銀行印とは、金融機関に届けた印鑑のことです。口座開設時や金銭の出し入れの際等に使うことがあります。

認印は、どこかに登録や届け出をしているものではありません。普通の印鑑のことです。

登録や届け出をした印鑑を変更するときは、実印の変更の場合は市区町村、銀行印は金融機関に対して手続きを行います。


引越しの際に必要な実印・銀行印・認印の手続き

引越しの際、銀行印と認印に必要な手続きは特にありません。ただし、別途、銀行口座の住所変更等は行う必要があります。

ただし、実印は、これまで住んでいた市区町村に登録しているものですので、場合によっては印鑑登録の手続きが必要なことがあります。

印鑑登録の手続きが必要かどうかは、転居先が、引っ越す前と同じ市区町村かどうかによって変わります。


同じ市区町村内へ引越す場合の印鑑登録の手続き

各自治体とも、同じ市区町村内での転居の場合は、転居届を提出すれば自動的に印鑑登録上の住所も変更されます。あらためて印鑑登録の手続きを行う必要はありません。

ただし、政令指定都市の場合には、同じ市内への引越しでも区が異なるときは新たな手続きが必要となる場合もあります。

(例)茅ヶ崎市

 http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/faq/1000003/1000020/1000040.html 


異なる市区町村へ引越す場合の印鑑登録の手続き

印鑑登録は市区町村ごとの登録のため、引越しの手続きを行えば、基本的には自動で印鑑の登録は抹消(印鑑登録が廃止)されます。

ただし、悪用などを懸念し、念のために印鑑登録廃止の手続きをする方も多いようです。

以下で、引っ越し前の自治体での印鑑登録廃止の手続きと転居先での印鑑登録の手続きをご紹介します。


引越しによる実印の変更手続き

実印の印鑑登録を廃止する

引っ越し前の市区町村に登録している実印の廃止手続きをする場合には、現在登録している印鑑の「印鑑登録証(印鑑登録カード・印鑑カード)」を持参し、申請書に必要事項を書いて提出します。

なお、郵送では受け付けていないことが多いため、直接窓口に行って手続きを行う必要があります。また、手数料も市区町村によって異なりますが、おおむね数百円程度です。

この手続きは、市区町村に「転出届」を出す際に同時に行うと手間が省けます。

引越し先で新たに印鑑登録を行う

引越し先の市区町村で新たに印鑑登録を行う場合には、以下の2種類の方法があります。

今回は、世田谷区での手続きを紹介します。市区町村によって手続きが異なる場合がありますので、ご注意ください。


パターン1:本人が申請する方法(本人申請)

本人が、登録する印鑑と官公署発行の写真付き身分証明書を世田谷区役所の受付窓口に持参し、印鑑登録申請書に必要事項を記入し、申請します。

「申請時」と「登録完了時」の2回、窓口に行く必要があります。詳細は、下記の世田谷区のホームページをご参照ください。

◆印鑑登録を申請する(本人申請)

http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/101/111/211/212/d00005306.html


パターン2:代理人が申請する方法(代理人申請)

本人が病気やその他の事情で窓口まで行けないときは、代理人による手続きができます。この場合も「申請時」と「登録完了時」の2回、窓口に行く必要があります。

「申請時」に必要な持ち物は、下記となります。

  • 登録印(実印)
  • 本人が全文自筆で記入・押印した「印鑑登録申請の権限」と明記された委任状
  • 代理人の本人確認書類

「登録完了時」に窓口に行くときに必要な持ち物は、下記となります。

  • 回答書

 →申請後、本人の住民登録の住所へ「照会書」が簡易書留で郵送されます。この照会書の下欄「回答書」に、本人がすべて記入し、登録印を押したものです。 

  • 本人が全文自筆で記入・押印した「印鑑登録証受領の権限」と明記された委任状
  • 登録する本人の本人確認書類
  • 代理人の本人確認書類
  • 登録印(実印)
  • 代理人の認印

詳細は、下記の世田谷区のホームページをご参照ください。

◆印鑑登録を申請する(代理人申請)

http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/101/111/211/212/d00005307.html

Edited by  |  記事公開日:  |  最終更新日: 2018/7/28