2020年1月29日

2020年1月のアップデート内容

基盤システムの全面刷新

手続きガイドの基盤となるデータベースやサーバーサイドシステムを全面的に刷新しました。

ユーザーの皆さんから見て大きく変わった部分はありませんが、さらなる機能拡張に備えた新しい構成に段階的に置き換え、最終的に、データ保持の仕組みや手続きガイドの編集システムの大部分が新たなものへと切り替わりました。

なお、これらの作業に際してはサービス停止時間などは設けず、これまでと同様無停止でのシステム切り替えを段階的に実施したため、切り替え作業に伴うユーザーの皆様に対する影響は確認できませんでした。


手続きガイド結果の場所表示機能の刷新

優先的に行うべき手続きがある場合に、当該手続きを行う場所を最上部に表示するアルゴリズムをさらに改善し、適切な表示になるようにしました。

これまでは手続き場所を最小にするような数学的計算に基づくロジックを導入していましたが、一部のパターンで、手続き場所が正しく最小化されないケースがありました。今回、計算のアルゴリズムを全面的に書き換えることで、理論上は最小の手続き場所を常に洗い出せるようになりました。

その上で、地域の実情に即した理解しやすい案内が可能となるよう、3つの変更を行いました。

第一に、様々な手続き場所のうち、重要な場所をより上部に表示できるよう、表示順を設定できるようにしました。

第二に、手続き場所の表記を柔軟に調整できる機能を追加したため、お住まいの地域で親しまれている愛称や略称を使うなど、実態に即した簡潔な表記にすることができるようになりました。

そして第三に、場所の案内に対してさらに充実した情報を提供できるよう、場所データの管理システムを大幅に刷新しました。


軽微な修正や改善

  • iPad OSで閲覧した際のヘッダーの表示崩れを修正しました。
  • 各表示要素間の余白、スペース等の調整、不自然な表記の修正を行いました。
  • 自治体職員の方が内容確認をしやすいように、手続きごとに割り振られたID等のメタ情報を確認できるようにしました。
  • 政令指定市向けのページでの案内情報を拡充し、よりわかりやすい表記に改めました。


導入自治体が増えてきたことで、手続きガイドに求められる機能がさらに高度化してきました。

様々なユースケースに対応しながら、システムをできるだけシンプルでメンテナンスしやすい状態に保つことで、開発のスピードを落とさず、継続的な改善によってサービスの品質を高め続けられるよう心掛けていきたいと思っています。

今後とも手続きガイドをよろしくお願いいたします。